九州の「小京都」に中国人観光客が魅せられる理由 – Wedge

Home » 海外 » 九州の「小京都」に中国人観光客が魅せられる理由 – Wedge
海外 コメントはまだありません



 「ねぇ、ここで写真撮りましょうよ!」

 「うわ〜、ステキな景色ね」

 そんな声が聞こえてくるのは、有名な観光地でもなければ、煌びやかなイルミネーションの前でもない。

 ここは福岡県朝倉市秋月という、人口が1000人を割るほどの小さな城下町だ。福岡空港から車で約1時間。電車の路線が通っているわけでもない不便な田舎町だが、ここには今、福岡港にクルーズ船でやってくる中国人観光客が大型バスで乗り入れるようになったのだ。私が取材で訪れたのは午前10時過ぎ。早朝、クルーズ船を下りてやってきた観光客が風情ある民家の玄関前で記念撮影しているところに出くわした。

 実はここ数年、秋月はクルーズ船だけでなく、中国人や欧米人など外国人富裕層などにも人気のスポットとして、知る人ぞ知る存在となっている。「筑前の小京都」と呼ばれる一帯には歴史のある武家屋敷や木造の民家が立ち並び、美しい川が流れ、春には桜並木、秋には見事な紅葉が楽しめる。特別なものは何もないが、日本の美しい四季の移ろいが味わえる貴重な場所だ。

■中国人女性が古民家の宿をオープン

 この静かな城下町の一角で『秋月古民家旅館 游』をオープンさせたのが中国人女性、?秀芹(けい・しゅうきん)さんだ。

 ?さんは中国・河南省生まれ。中国の大学で日本語を学び、日本語ガイドの資格を取得。2002年に来日し、九州大学大学院に進学した。その後、JTBに就職。





コメントを残す